靴底詰問。

2007年8月4日
靴底詰問。
あぶらまつりも楽しかったしひとまず飛行機の時間まで東京を堪能しますぜ。
今日はOFFのSAKUちゃんと渋谷に向かう。
それにしてもいいホテルでした。
めぐです。

渋谷でしゃぶしゃぶを腹いっぱい食べて練り歩く。
こっちは色々買い物をしたかったのだがまたブーツの底がバカになってきたので慌てる。
急いで西武に向かい、紳士的な靴修繕場に駆け込んだのである。
こんな立派な場所で靴を脱いでいいものかとうろたえる。
そして脱いだはいいがこれをテーブルの上に置いて話す事は私にはできない。
意外にその手のしつけはされているのだ。
しかし私の相手の若い紳士は私のブーツをテーブルに置き話を進める。
何やらメーカーに出さないといけないジャンルの修理なようだ。
ムダにブランドだったのが仇となる。
いやいや、こちらは宇部っ子なのでそれは難しい。
スリッパで飛行機に搭乗する事になるぞ。
なので底だけを付けて欲しいと言ってみる。
私は金額表を見ながら目を泳がせていたので『無償で行います』などと言われ更に目を泳がす。
確かにいくらかかるのかは気にはなっていたが私の目を泳がす理由はそんな事ではなかった。
この場にただあがってしまっていたのだ。
でも無償なら有難い。
そして申し訳ない。

挙げ句自分でボンドで何度修繕したかを詰問される。
小鳥のような声で『2度・・・です・・・』と囁く私。
聞いてきた男性が紳士振る舞いだったので口調は詰問ではなかったが私としてはこの質問事体が詰問に思えた。
いつものようにヘラヘラ笑えないのはここが渋谷西武だった事と無償であるという事である。
こんなに品の良い場所で片足しか靴を履いていない状態はなかなか悲しいぞ。
しかし少々待つとしっかり底が付いた靴を手に技術者の方がいらっしゃった。
私が挙動不審だったせいかSAKUちゃんに説明を行っていたのにちょっと笑う。
しかも処置して下さったのは『研修中』というプレートを胸にした軽く切ない系の男性だったようだ。
研修中なんですね。
でもしっかりくっついていたのでいい研修をなさっているようです。
最後までSAKUちゃんに説明をされ『私こう見えても(言動うんうん)34歳なんですけど・・・』と思った次第であった。

いやぁ、しかしかなり快適。
今日一日でダメになると言われたがそんな具合ではないくっつき方であった。
いいボンド使ってらっしゃるのね。
喜んでまたアメ横を徘徊し、中トロと筋子を土産に上野を去った。
また宇部でいくらでも会えるSAKUちゃんと別れ、少々感傷的になり涙を流す私であった。
またすぐ会おうね。
お先に帰ります。
帰りの飛行機でまた切ない気分になるのだった。
東京帰りはいつもそうだ。
だからまた行きたくなるのですけど。
私の夢が詰まった場所からしっとり帰った私は迎えにきていたマサオにほんわかされるのであった。
ドコにいても私は幸せですね。
いい具合です。

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