悲しいチョコレート。

ナオチャンにバレンタインデーのクッキーを貰いました〜
手作りなんて本当にシビれる。
来年は私も手作りでもしてみようかしら？？？
ヤバイねぇ、それは。
めぐです。

ふと高校2年生の頃の事を思い出した。
その時ナゼか同級生が好きになった私は思い切ってチョコレートを渡そうと考えた。
当時の私は自分の独自な感覚と世間のズレに気付かず、意味無く自信満々に生きていた悲しい頃である。
一番思い出したくない時代だ。
あの頃があるから今があると言われても本当に忘れたい。
今では空気が読める事が特技位のノリで生きている私だが、当時は空気を読む事を忘れたカナリヤのようだった。
全く読めてなかった。
子供の頃は読めたのに青春とは怖いものである。
お恥ずかしい。

そんな私なので今まで生きてきて男性に全くモテない時期でもあった。
意外とモテた時期もあったのである。
今も悪くはないと思っていたりするのがまた空気の読めないカナリヤになっているような気がするが、本人はさして悪くないと思っている。
これは空気が読めないうんぬんよりうぬぼれの問題だと思うが。
いやいや自分に自信でもなくちゃ生き抜いてはいけないぞ。
間違った傲慢を手に入れてはいるが、空気は読めるのでそれなりに暮らしているのだ。

前置きが長くなったがその高校2年の時に生まれて初めて作ったチョコレートは最悪の出来であった。
見るのも気持ち悪い出来上がりで目を伏せるように箱に詰めた。
それを恥ずかしげもなく本人に渡した。
ちょうど修学旅行の時期でわざわざ志賀高原まで持って出掛けたのだ。
挙げ句箱が潰れてまた気持ちの悪い事になったチョコレートであった。
結局その男子とも何もなく・・・という具合で締めくくられた私の恋であった。
今考えたら絶対好きになられるようなタイプではなかった。
きっと今の私もカレは好きにはならないと思う。
空気が読めないとはなかなか切ないものですな。
でも勉強にもなりトラウマにもなった。

という訳で私はお菓子を作る事はすっかり封印してみた。
あんな悲しい思いはもうできない。
でもチョコレートで告白するなんてよく考えたらそれ以降はないな。
絶対そんな前に我慢できなくてコクりまくりである。
来年はそんな思いでもちょっとしたいものである。
誰か上手いお菓子の作り方を教えて下さいませんか？？？
来年まで練習しますよってに。
あははは。
笑っとけ。