伊藤のお父さん。

2006年12月4日
伊藤のお父さん。
今日は休みだったので一日中グダグダして過ごしていた。
夕飯を終えて独自の遊びに着手しようとしていると家電が鳴りキミエの大声が家に響き渡った。
伊藤のお父さんが無くなったらしい・・・
めぐです。

伊藤のお父さんとは前に住んでいた家のご近所さんで、とても仲良くして貰っていた。
子供のいない年金夫婦なのだがマサオもキミエも歳が近いのもあって話が合ったのだろう。
伊藤のお父さんは昔かなりやんちゃだったらしく、同じく元やんちゃだったマサオは嬉しげによく話をしていたものだ。
マサオより年上だったのだがとても若く見えた。(マサオも年齢より若く見えるが)

15年前にそこに引っ越してきた時に家の周りをうろつく『クロちゃん』という犬がいた。
ノラ犬なのだが近所の人に可愛がられているので私も可愛がった。そこで『チビ』が産まれてしまい、そうなるとクロい類の近所の人が保健所を呼んだりしてややこしく、この時に伊藤のお父さんとマサオが暴れていい具合に保健所を帰らせたりもした。
その『チビ』も子供を何度か産んだりしてまた困ったものだ。
この子供は近所で分けられ、うちには『ゆき』と『はる』がいる。(『あき』は家の前に捨てられていたので即飼った)
こんな事をずっと続けられないと近所の皆でカンパをし『クロちゃん』と『チビ』に去勢手術をさせ、そして『クロちゃん』は裏に家へ引き取られ『チビ』は隣の家の敷地内に小屋を作ってもらい住んでいた。
これで保健所なんて怖くないのだ。
先日20歳近かった『クロちゃん』が老衰の為に亡くなったが、そんな連絡も引っ越した私達にあるような仲だった。

『チビ』は皆の犬なので伊藤のお父さんが積極的に面倒を見ていた。
とても可愛がっており『チビ』も伊藤のお父さんの子供のようであった。
しかし持病がある伊藤のお父さんは去年から入退院を繰り返しており、私達家族も心配であった。
『チビ』のアルバムを作り、私もお見舞い品として渡したりしていた。
そして今日亡くなった。
マサオとキミエをお通夜に送り(私は外で待っていた)車に乗り込んできたマサオが泣いていたのでシビれた。
『オレは伊藤さんの歳まで5年ある』と何度も言っていた。
キミエは奥さんの方への意識が高いらしく、今度家を建てたら同居したい旨を語っていた。
別に私もそれでいいと思うのでそうなったらそうしたいと思う。
人との付き合いは思い切りやった方がいい。

何度も『チビより先に死んじゃいけん』という両親をみて私はちょっとグッっときた。
『チビ』は同居はしていなかったけど伊藤さんの子供だったのだなぁ。
動物も人と同じなのだ。
とっても悲しんでいるだろう『チビ』に私はちくわをやり、そして頭を撫でた。
ちょっと最初吠えられたので悲しかったけど。
伊藤のお父さん、皆悲しんでますよ。
でも病気から開放されて良かったなと思います。
後の事は私達家族を含め近所の人でどうにかするから大丈夫ですよ。
ご冥福をお祈りします。

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