噛めない男。

下手な闇に付き合ってしまった為、つまらない日々を過ごしてしまうはめになった。
こっちは打たれ弱いので気を付けて欲しい。
ま、今となってはそんなヤツの闇なんか知ったこっちゃないけど。
めぐです。

それはそうと昨日病院に行ったキミエがまた入院する事となった。
叱られながらも一度家に帰ってからご飯の支度をして入院しに行った。
本日焼いて食べる予定だったアジの下ごしらえと、焼きビーフンの下ごしらえである。
アジはお願いするとしても（ブリッコする訳でもなんでもないが私は魚の内臓どうこうができない）ビーフン位楽勝で作れるって。
ご飯の支度はいいから入院の支度をしろよ。
ま、そんなキミエだったから退院してすぐにその調子だったので数値うんぬんでまた入院らしい。
たいした事もないようなのでまた検査して治療して戻ってくるとの事である。
そりゃ早く帰ってきて貰わないといけない。
私はもうすでに晩ご飯を作る事が苦痛でしょうがないのだ。

決められたメニューを私がただ作るだけならどうにでもなる。
しかしマサオはややこしく、『なんでもいい』という割には食べれないものが多いのだ。
どうやら歯の噛み具合が悪いらしい。
歯茎が痛いので固いものを噛んで食べる事ができないと言う。
こっちだってそんなにレパートリーがある訳じゃないので柔らかいものばっかり作れない。
煮物も煮すぎな位煮なくちゃいけないし、炒め物なんてどれだけ炒めたらいいのか分からない程炒める。
時間がかかってしょうがない。
何を作っても固いと言われる私はどうすりゃいいんだ？？？
かなりのストレスである。
歯医者に行け！と叱ってもニヤニヤしたままで行かないマサオに本気でキレる私である。

それだけならまだしも、ワンクン達の散歩を面倒がる。
しっかりした成犬が3匹いるのでなかなか一人では大変なのだ。
でも私は意外に力はあるし要領もいいので一人で行けなくはない。
なのでマサオがゴネた時は私一人で行こうとする。
そうするとキミエがやってくるのだ。
頼むから来ないで欲しいと何度言ってもやってくる。
極端なペットちゃん好きなのだ。
でも本当に迷惑だった。
それで具合がまた悪くなったらイヤだから私はかなり怒った。
でも来る。
本当にキミエはそんなタイプなのだ。
体力を過信するクセが非常に強い。
私にもその心意気を分けて欲しい。
キミエが再入院した事によって改めてマサオを叱ったので、マサオはイイコになって最近は散歩をゴネなくなった。
当たり前じゃ。

そんなこんなでとにかくマサオは噛めない男である。
ウザイんで早く歯医者に行けー！！！
でもマサオは全く食事に興味がないタイプなので焼き鮭（辛塩）さえあればいいらしいけど。
でもそれだけじゃいけないだろうと頑張る私である。
ま、マサオはユーモア溢れる優しいカワイイ老人なのでいくら私がキレても明るいもんだけど。
いちいち朝ネコ達を起こしにくるマサオは本当にカワイイヤツで悪くない。
家族って上手くできてるなぁ〜って思う。
だから私がこんな調子になってしまうのもしょうがない話である。
早くキミエが帰ってきて元気になってくれればもっと楽しいけどね。