しっとりする職場。

怖い顔だよ〜、びわ。
どこのネコを見てもやっぱり私のびわが一番美女だわ・・・と思ってしまう親バカな私である。
こんな顔されてもカワイイったらカワイイ。
めぐです。

そんなこんなで辞令がでたハゲッチとも明日でお別れである。
明日は休みな同僚のオバサンと軽くウケていた。
「もう一生会う事ないよねぇ〜」と言って笑った。
その一生会う事がないと言われたハゲッチともなんだかんで一年を共に過ごした。
基本的には「嫌い」なのだが何だか許してしまう事もできる月日である。
ハゲッチは自分が大好きで自分の事しか考えないようなオヤジだが、そのお陰で私達は好き勝手できた。
全く人には興味がないタイプなのだ。
しかも人には良いトコロがあり、ハゲッチは人を意地悪く疑ったりしなかった。
そこだけは好きであった。

私達が帰る時刻になり、オバサンがハゲッチをバックヤードに呼ぶ。
コクったりするんじゃないかと私は2人きりにするつもりだったが慌ててオバサンが私を呼ぶ。
最後に3人でコーヒーなど飲もうという事になっていた。
オバサンがハゲッチをねぎらったりしていると不器用ながら私達にお礼を言うハゲッチ。
私も相槌くらいは打とうと必死だった。
とってもオバサンはしっとりしており、さすがに私は付き合いきれなかったのでニコニコしているだけであった。
多分引きつっていただろう。
その切ないコーヒータイムも終わり、私達はコートを着込みハゲッチにお別れを言った。
たまに私の影口を叩いていたみたいだけどそんな事は帳消しにしてあげようと思った。

ハゲッチと別れてからウケるオバサンである。
「涙も出なかったししっとりもできなかった〜！」と。
確かに涙は流れなかったが充分しっとりしてましたが？？？
そして私の最後の日にはこのオバサンに泣かれるのであろうか？
ちょっとイヤかも？？？
私は意外に情が厚いタイプなので今日も軽く最後はグっときた。
でもこれでハゲッチともお別れである。
ん？？？
明日はまだ居るんだったー！！！
私もまた明日しっとりしなくちゃならんのか？？？
いやいや、今日でもう私の気持ちは終了である。
明日はドライにお別れしますよ。
ハゲッチを見習って人には興味がない空気でやったるぜ！