デブで巨乳は当たり前。

今日は待ちに待った海水浴の日である。
2年ぶりの海なのだ。
最近またゴリラな生活を送っていた私はたるんだ体でビキニを着る事を余儀なくされた。
自分が悪いのだがむなしい。
恥じてこれからゴリラ生活にピリオドが打てれば良いのだが。
めぐです。

あーりーと女子2人での海なのだが、私はいろいろ支度をしていた。
お昼頃あーりーを迎えに行って1時間ちょいのドライブ。
今日は日本海の方へ行く。
腹が減りすぎて暴れだしそうな頃、海にたどり着いた。
車内から見る日本海はものすごくキレイでかなりテンションが上がった。
まるでハワイの海のようである。
青と白のコントラストがキレイ。
車を停め、砂浜にゴザやらパラソルで陣地を作り、あーりーは日焼け止め、私はオイルを塗る事に余念がない。
仕上がった頃に焼きそばとオジサンが売りに来たので即座に購入。
ビールなど飲みながら極楽である。
食べている最中にもナンパ男子がちょろちょろやってきて、ケッコーウザかった。
『ドコから来たん？』『何歳？』
どうでも良いじゃないか。
こっちは来年には32歳になるのだ。
聞かない方が良いだろう。

海に入りすっかり童心に戻り、激しく遊ぶ。
あーりーは24歳なので分かる話だが、私もなかなか子供である。
海で散々疲れた私達は定位置に戻り、今度は日光浴。
私はかなり焼きたい女子だったが、オイルが適度な焼きを促す。
なかなか焼けないのでジラジラしてしまう。
そして私は水着が乳に合ってなかったので（3年前に買った9号の水着である。乳はA〜Bカップ用なはずだ）乳が異常に寄せられまるで巨乳である。
申し訳ないがそんなに乳はない。
サイズが合ってないので思い切って乳頭まで出てしまいそうな勢いだ。
『ブタで巨乳は当たり前！』とダウンタウンの浜ちゃんがモットーとして言っている言葉がよく合う。
地味に割れている腹も無かった事になってしまっている。
くそ〜、ブサイクなのが悲しいよ。
そんな間違った巨乳の私の横で、男性5人組がバーベキューを始めた。
かなり煙でいぶされ軽く憤っていると『一緒に食べませんか？』などと誘われてしまった。
さっきまでナンパは軽く無視していたのだが、バーベキューとなると話は違う。
私とあーりーは肉目当てで参加した。
ただ食べるだけなのも悪いと思い、テンションを上げていろいろ話を盛り上げる。
こっちもできない子な訳ではないのだ。
散々食べ、そしてお礼を言って私達はまた海に向かった。
そうこうしているともう18時である。
日が高いので全く気付かなかった。
やっと片付けを始め、シャワーを浴び帰る事にした。

シャワーを浴びているとさっきのバーベキューメンバーがいた。
彼らはやけに紳士で別にしつこく誘ってくる訳ではない。（私達に魅力がない訳はきっとない）
福岡から来ているというので近くの温泉を詳しく教え、またお礼を言って別れた。
そして私の焼けは・・・ほとんど分からない。
知っている人は『焼けたね』などというレベルである。
さては私、色白だったのでは？？？
それにしてもオイルはスゴイね。
焼けても全く赤くなってないし、痛くないのだ。
多分もう何度か通えばキレイな褐色になるのであろう。
あーりーもその辺の安げな日焼け止めではなく、アネッサのモノをつけていたので全く焼けていなかった。
安い日焼け止めは必要以上に臭いし、効き目がすぐなくなりオイルより焼けてしまうものだ。
かなり楽しかったので来年もまた行こうと意気込む私達であった。
来年はしっかり乳に合った水着でしっかり焼くのだ。
そして体をもっと鍛えてマッチョになってやるぜ。
そんな事を言いながら名物の瓦ソバを食べ、御満悦な私達であった。
来年も今と変わらない私とあーりーでありますように。