そうこうしているとライブが始まった。
始まる前に私とSAKUちゃんは軽く場所を移動しようと企んでいた。
実際はSAKUちゃんが移動するという話だったのだが、今日は一緒に観ると勝手に私が思っていたので着いていく事を余儀なくされた。
ドコへでも行ってやるぞ!
めぐです。

さすが大阪である。
始まった時点でお客がガッと前に詰め寄った。
福岡ではなかった現象だ。
もちろんいつもの尚ライブではそんな事は有り得ない。
しかしこっちはライブ慣れしている身なので、むしろその方が有難かった。
押されるのをいい事に私達は隙をみて横に流されてみた。
後ろでアネが『有り得ない〜』とウケている声が聞こえたが、私達は流されているだけである。
最初は尚より右よりだというポジションだったのだが(尚は一番右である)いつの間にか尚を越してしまった。
そして揉みくちゃにされてるのをいい事に私達は前進した。
いつの間にか私達は4列目の中央に陣取っていた。
私とした事が裕ちゃんまでも越してしまったのだ。
今回の私は間違いなく尚ファンの裕ちゃん目当てなので、アツク見つめるには右を向かなければならない。
わざわざ流されてきたのにそりゃないだろう。
途中まで前の人が背が高かったのが辛かったが、SAKUちゃんの配慮によりいつの間にか視野にはアブラメンバー全員が入るポジションになっていた。
どうも有難う。

それはそうと私はライブ会場でたまに押されたりもみくちゃにあったりするのだが、ほとんどが辛くない。
空気を読んでわざわざ『キャー』などと言って押されないようにする事はあるが、本当に心から『キャー』と言う事はない。
別に驚く程背が高いとか、びっくりする程ガタイが良いという訳ではない。
ある程度人並みである。(ガタイの件は隠れガタイだと自分で認識している)
運がいいのか、周りの人が良いのか分からないがケッコー楽に過ごせてしまうのがラッキーである。
むしろもっと押して貰えれば2列目までは行けたような気がする。
どんなヤリ手なんだ。
こんな時だがちょっとウケてしまった。

そんな私だがSAKUちゃんはちょっと辛そうであった。
ガッツでは誰にも負けない彼女だが、どうも背が低い。
なので人がどんどん覆いかぶさってくるのだ。
私はそれをどうにか阻止しようと頑張ってみたが、そこはSAKUちゃんの器量で自分でどうにかしていた。
あぁ、良かった。
やっぱり私はガッツがある人が好きである。
辛くても辛いと言わないカンジは私と同じ種類だ。(私は辛くなかったが)
SAKUちゃんは私より何もかもが上回っている。
なので私も何もかも頼って暮らしているのだが、ただ背が低いというだけで揉みくちゃになってしまう。
私より強くて頭の良い人が困っているというのに衝撃を受けた。
分かってはいるが、やはり人間は弱いトコロがあるのだ。
別に今回の事はSAKUちゃん自身もそんなに辛い現象でなかったのかも知れないが、それとは違う意味の話である。
私が100%頼っているSAKUちゃんも弱い部分はある。
もしかして真髄の面で私がSAKUちゃんより強い部分はあるのかも知れない。
それならば私がどうにかすりゃいいだけの話である。
そこまでは分かってきたが、このライブ中に自分の強いトコロなど見つけられる訳もなく、結局最後まで頼りっぱなしで過ごしてしまった。
どうせそんな事なのだ。
でも前で楽しくアブラを堪能できて良かった。
こんな事を考えている最中もアブラは楽しげにやっていた。

舌癌を克服したクロベエの喋り方や痩せ方に非常に震えた福岡ライブであったが、サングラスを外したカレはチェッカーズの頃と同じ顔であった。
私とSAKUちゃんは悶えた。
やっぱりクロベエはカワイイ。
そして裕ちゃんは私達に何をしたいのか分からない位カッコ良かった。
チェッカーズの頃から何もかも『そうね』で話を終えるカレに育ちの良さが伺えていて、ないものねだりの私達を唸らせていた。
そして今になっても『そうね』である。
品がいいんだよー!コノヤロー!!!と下品に荒れてしまった程である。
品が良いくせに軽くSであったりする裕二は、一体私をどうしたいのであろうか?
殺される。
瀕死な重傷の私であった。

そしてトオルのOOPSのギターにはマイッタ。
SAKUちゃんは頂点に達していた。
赤い靴下がまたたまらない。
トオルは人間として100点な人物である。
分かってはいたがそれ程かと息を呑んだ。
『トオルに叱られたらイヤだなぁ〜』とどうでも良い事に冷えた私であった。
それにしてもたまりません。
そして尚である。
尚はぶっちゃけブサイクであったが、もはやブサイクだから好きとまで思わせてしまう程であった。
酔っ払って訳が分からない彼がまたたまらない。
クロベエが踊っている間ドラムを叩くカレだが、酔っ払っているせいもありケッコーとんちんかんであった。
その度トオルに『え?』と伺うのだ。
その瞳は柴犬の子犬である。
尚ファンは間違いなくこの尚が好きである。
多分尚ファンは全員、その姿を見てうっとりしていると思われる。
確かに私もそうであった。
カワイイじゃないか!コノヤロウ!!!
またも悪い言葉で荒れてしまった私であった。
要は何もかもがたまらないのである。

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