ヒロコチャンがやってきた。
私と会うのは二度目でしかも1年半ぶりである。
軽くヒロコチャンに人見知りされながら、挨拶をかわした。
めぐです。

ヒロコチャンは席に着くや否や『さっきローソンに行ったのだけどのど飴が売ってなかった、今日乾燥してるでしょ?ノドがガラガラ・・・』と一気に言いたい事を言ってのけた。
ヒロコチャンは何につけて、感情が入る話で全く心がこもってないと評判である。
以前会った時も『会えて嬉しい』と全く感情が入らない感想を言われて、かなりおもしろかった。
SAKUちゃんからもいろいろ聞いているが、その全てに感情が入っていないというおもしろ話ばかりである。
本人はめちゃくちゃ心を入れて言っているようであるがその表情は全くの素である。
何だかそれだけですごくおもしろい。
しかもコンビニにのど飴が売っていないというウソの情報まで交えられた。
ヒロコチャンが言うには飴コーナー自体が無かったらしい。
そんなコンビニあるか?
しかも家族でささやかにやっているコンビニならいざ知らず、この飴が無いと言われたコンビニはローソンである。
そんな事はまず有り得ない。
この時期、のど飴を売ってなんぼであると言っても過言ではない。
SAKUちゃんと大声で『絶対そんなはずはない!』と講義した。
しかしヒロコチャンは半笑いで『ホントに無かったんだって!』などと言っていた。
やっと心がかいみまれる発言であった。
その後SAKUちゃんが偵察に行き、あっという間にのど飴を買って帰ってきた。
やっぱりね・・・
やはりヒロコチャンはそんな感じの人なのだ。
私は楽しくてヒロコチャンにいろいろ言ってやった。
あぁ、楽しい。
そうこうしているとナツコチャンがやってきた。
もちろんSAKUちゃんのブラックボトム仲間で、ヒロコチャンと同じく1年半ぶりに会った。
ナゼかここでは私の方が人見知りしてしまい、軽くイメージが悪くなりかかった。
まぁ、ナツコチャンも私と同じくSAKUちゃんからいろいろ聞いているだろうから大丈夫だったであろう。
ナツコチャンもヒロコチャンも久しぶりに会うのに、かなり親近感が沸くのはSAKUちゃんのお陰なのだろう。

BYGというのはまず店内に入れてくれ、そこでライブが始まるまで飲んだりできる仕組みである。
待ちが当たり前の私達には有難いシステムである。
その後ライブ前に飲んだモノを清算し、整理番号順に下に下りる。
そろそろ開場となり、私は慌てて下に下りた。
アネも私も何だかカチンコチンである。
やっとメンバーかぶりつきなポジションに到着し、ドキマギして何の役にも立たない私とアネにSAKUちゃんが指令を出していた。
ホントにダメな私達ね・・・などとアネと笑った。
アネの口数が少ないのはライブ前の緊張だけなのであろうか?

そしてヒロコチャンとナツコチャンがやってきて、やっとめぐチームのスミノサンがやってきた。
今回の私はアネメインで招待したのだが、スミノサンは自分から来たいと言ってくれた。
私はそういう気持ちが嬉しかった。
そうか・・・そういえば随分昔から一緒にBYGでブラックボトムのライブが見たいね・・・などと話していたのだ。
やっと今日、それが本当になった。
それだけで老婆の私は感涙しそうな勢いだ。
尚ファンの2人がブラックボトムのライブに行くというので、私から渡されたテキストで勉強してやってきてくれた。
本当に嬉しい私なのでした。
何度も『ブラックボトムは最高なので絶対夢中になるよ!』と嬉しがった。

そうこうしているとネギーシー夫妻がやってきた。
今日は私が来ている事は言ってなかった。
軽くサプライズ。
だが、夫妻どちらにも歓喜は沸かず『あぁ!めぐちゃん!』位の驚きであった。
あら?所詮私はそんなもんなのかしら???
もうちょっと食いつかれるかと思ったがそうでも無かった為、私は軽く落胆した。
ちょっとサプライズな私であった。
ちょっとキャラである。
それから皆で乾杯をし、調子に乗ってどんどん飲みたかった。
が、今日はSAKUちゃんから『今日は酔う』宣言をされていたので、私は3杯のビールしか許されていなかった。
せっかく来たのに〜などとやさぐれる私ではない。
気づかれないように飲んでやるぜ!
焼きソバがめちゃ旨かったのに感動した。

そうするとどうやらライブが始まるようだ。
やっとメンバーの顔が見れる。
キャー!!!
私はSAKUちゃんと少女になり、『ヤバイ、マジでドキドキする!』などと言い合いもだえた。
今年初のMONKYはやっぱりカワイイ。
『どうしたらええんかっちゃ!』と悪い宇部弁で暴れた。
ライブが始まり、私達は座っているのにも関わらずノリにノってしまった。
何とも楽しい。
が、SAKUちゃんが爆笑している。
どうやらKOOクンファンのヒロコチャンが『改めてKOOクンに一目惚れした』などと言っていたらしい。
また一目惚れとは忙しい話である。
そのままヒロコチャンを見て笑っていた私達だが、今度はヒロコチャンの顔は真剣である。
どうやらコンタクトがグレたらしく、神妙な面持ちでコンタクトを入れなおしている。
それがかなり面白くて私達は腹がよじれる程笑った。
そしてコンタクトを入れなおして落ち着いたヒロコチャンは、コンタクトの乾きを気遣いながらゆっくり瞼を下ろした。
そして目を開けると、コンタクトの事が全くなかったようなラブ目でKOOクンを見ている。
上手い具合に瞬きを利用したものである。
何も無かったようにKOOクンにうっとりしているヒロコチャンが、おかしくてしょうがない私とSAKUちゃんはいつまでも笑っていた。
やはりヒロコチャンはめちゃくちゃおもしろい人であった。


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