そういえば私は昨日やっと歯医者に行った。
最近親知らずが非常に暴れて困っていた。
とうとう業を煮やして歯医者に向かったのだ。
歯医者だけはノリだけでは行けない子供な私だ。
よっぽど親知らずが気になったのだろう。
大変な事になった・・・
めぐです。

休みなのでお昼頃やっと起きた。
が、私はブルーである。
歯医者に行かなくてはならない。
まだ予約をしていないので行かなければそれで良いのだが、私は苦痛を避ける事ができずとうとう予約を入れた。
軽く身支度をし、念入りに歯磨きをして恐る恐る歯医者に向かった。
ちょうど良い時間だったらしく、私はすぐに診療される事になった。
別に親知らず自体は全く痛くなにのだが、頬っぺたが(関西の人が『ほぺた』というのが凄く好きだ)親知らずが突き刺さっている事が痛いのだ。
結局その痛みを回避するには抜くのが一番だという事になった。
それは私も望んでいる。
抜いて欲しい旨を伝え、レントゲンを撮った。

そのレントゲンを見て、先生は急に口数が少なくなった。
私の親知らずは生える方向も絶妙で頬っぺたと横の歯にどっちにしろ迷惑に生えているらしい。
先生は『絶妙な角度だ!』と言い切っていた。
それだけでは終わらず、レントゲンで見る歯の根は異常に深い上に捻じ曲がっているらしい。
ここでも『絶妙な生え方だ!』と驚かれた。
そんな絶妙は全く望んでない。
ちょっとやっかいな事になるかも?と言われたが、私は抜いて欲しいと切実に願った。
ここまでくればやってしまおう精神である。
っていうか、やけっぱちだ。

早速麻酔の注射が打たれ、こっちは逃げも隠れもできない状況になった。
私は毎晩飲酒をやりすぎな位行い荒れくれた生活をしているのだが、麻酔はすぐに効くタイプである。
普段薬を全く飲まないのが良いのだろうか?
何されても全然痛くない。
ペンチで歯をぐりぐりされていても『あぁ、ぐりぐりねぇ』みたいなカンジだ。
しかしいつまでもぐりっても歯は抜けない。
相当な頑固者のようだ。
私自身はなかなか柔軟性があるタイプだと思うのだが、歯は違うようだ。
30分程度格闘され、私の顔は歪みっぱなしである。
結局トンカチで歯を割ろうみたいな行為に出たらしく、頭を押さえつけられ私はトンカチで何度も殴られた。(歯が、だが)
それでも歯は抜けずに私は困惑していた。
私のせいで待っている患者さんが増えてきた。
それが気になり、私は早く事を終えたい気持ちで抜歯に取り組んだのがやっぱりダメであった。
いつの間にか私の口の端は切れて血を流していた。
血流戦である。
先生は非常に謝っていたが、私はいろいろ頑張ってくれた事に申し訳なく思っていた。
先生も私の血流に慌てたらしく、何度も謝り今度は大学病院に任せると言っていた。
私もそれに快諾をし、何度も謝られながら紹介状などを書かれた。
もう私の事は良いから他の待たせている患者さん達を診て欲しい。

帰る私の顔は歪んでおり、しかも血流のなごりが見えまるでドメスティックバイオレンスにあっている主婦のようであった。
急に老け込んだ。
医院に向かった時は『学生さんですか?』などと聞かれる程若々しかった私なのだが、まるで生活やつれした主婦のようである。
この親知らずを退治したいだけなのに、こっちは近日中に大学病院で手術である。
いろんな人に聞いてみたトコロ、どうやら歯茎を切開し抜くらしい。
それがかなり怖い。
何度もぐりぐりされた歯は非常に痛みを出していた。
医院で貰った薬には全く手をつけず、酒と自力で痛みを抑えた。
こっちは薬嫌いなのだ。
鎮痛剤などは全く飲みたくない。
飲めばラクになるのに全くそれを無視して酒を飲む私はバカだな。
口の端には軟膏を塗り、そこは気を付けた。
あぁ、抜歯・・・
甘くみちゃいけませんね。


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